教師の出番を考える
自分で動けるクラスにするために、大切なことの1つ目は、教師の出番を考えて行動することです。
こんなクラスの光景、見たことないでしょうか。
先生、消しゴムが落ちてたー。
届けてくれてありがとう。みなさん、これだれのですかー?
これ、先生が言ってはダメです。子どもに言わせましょう。この場合は、Aくんにみんなの前で聞いてもらいましょう。教師の出番は、Aくんがみんなに聞いているのにも関わらず、クラスの子たちがAくんの話を聞こうとしなかった時です。
子どもたちは、本当に有能です。教師が前に出すぎて、子どもたちの可能性をつぶさないようにしましょう。
クラス全体の問題は、クラスで話し合おう
私はクラス全体の問題は、基本話し合いで解決をさせます。例えば、クラスで育てている花の水やりを忘れてしまう実態があるとします。ここで、教師が指導をいれることは簡単です。しかし、教師が指導をいれなくても子どもたちだけで解決ができそうだと思ったら、子どもに任せましょう。
もし、花の水やりについて問題提起をしてきてくれた子がいたとしたら、その子に司会などは任せるようにします。その方が、話し合いの後に褒めやすいからです。その子自身の自信にもつながります。
もちろん、教師が主導で指導をした方がいいこともたくさんあります。また、話し合いの時間を設けることも大変です・・・。私は朝学習の時などにやることが多いです。
クラスは転ばせて、転ばせて、転ばせて・・・
子どもには多くの失敗をさせましょう。(大きな失敗はおすすめしません。)
人は失敗して強くなるものです。失敗の経験からえたものは、自分の財産になります。
教師はよく失敗をしないように手を回しがちですが、それよりも失敗しても大丈夫な環境を整えてあげることの方が大切です。
これは、クラスでも同じことがいえます。先程の話し合いで決まった解決策に対して「この方法はうまくいかないだろうな。」と教師が思っても、とりあえずやらせてみましょう。失敗をさせましょう。そして、失敗から学ばせましょう。この経験を何度も繰り返すことで、自分で動けるクラスになっていきます。
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