この記事では、私のノート指導について書かせていただきます。
書きたい時に書け
私のノート指導のスタンスは、「書きたい時に書け」です。
子どもたちには、
ノートは、自分の学びに必要だと思ったら書いてください。
と子どもたちに伝えています。
理由① 全て写すは思考停止人間
よくある指導として、
ノート書けましたか?あれ、〇〇さん、書いてないじゃないの!
ちゃんと書きなさい!
という指導があると思います。
さて、黒板に書いてあることを全て写すことに何の意味があるのでしょうか。記録として残すのであれば、写真を撮ればいいだけですよね?
書くことで覚えられる?
いやいや、1回書いただけで覚えられますか?
全て写すことで子どもたちは何を学ぶのでしょうか・・・・。
理由② ノートは学びの手段の1つ
ノートは学びの手段の1つです。ノートを綺麗に書くことが学びの目的ではありません。
我々大人もそうですよね?
何か書きたくなる時って、
思考を整理したい時や「なるほど!」って思った時ではないですか?
研修に行ったときに、スライド資料を全部写しますか?
もちろん、見やすいノートの書き方の指導は大切です。だからこそ、この記事の題名に「高学年向け」と書かせていただきました。高学年までに見やすいノートの書き方が身についていること前提の記事です。
方法① 絶えず問う
「書きたい時に書け」というスタンス。決して、子どもたちに丸投げというわけではありません。
丸投げしたら、子どもたちは楽をするだけです。
だから、私は絶えず問うようにしています。
例えば、机間指導の時に
〇〇さんは、ノートに書いてないけど何で?
〇〇さんは、何でノートをこうやって書いてるの?
と子どもたちに問います。
この問いかけを繰り返していくことで、子どもたちのノートはオリジナリティ溢れるものになっていきます。
方法② 子どもたちの状態を見極める
授業中、子どもたちからよくある質問。
せんせ~。それ書きますか~?
この質問されたことある先生がほとんどではないでしょうか。
よく考えると、この質問は子どもたちの学習が受け身になっている証拠だと思います。
一見、ノートをしっかり書いているからこその質問にも見えますが、学びが自分事になってない証拠でもあります。
この質問がでる状態は、まだ子どもたちの学びは自分事になっていません。やらされている学びです。
子どもたちの何気ない質問にもノートが学びの手段として使えているかどうかが出ていますので、見逃さないことが大切です。
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