子どもたちの読解力を上げるために大切なことは、
ズバリ!
「まとめる力」&「言い換える力」
です!
この記事では、この2つの力についてご紹介します。
まとめる力=要約
子どもが本を読んだ後には、どんな話だったかが言えるようにしましょう。
要約をするためには、文意をとらえる必要があります。文意をとらえる、これが読解力の第1歩です。
物語文で例を挙げますと、
私が子どもたちに要約をさせる時に参考にしていることは、、白石範孝先生の「1文で書く」です。
白石範孝先生の「1文で書く」とは
「中心人物」が「出来事」によって、「変容」になる話
という文型をもとにしています。
私はこの文型をもとに、子どもたちに物語文を要約させています。
言い換える力=敷衍
要約をするだけでは、子どもたちの読解力は伸びません。
なぜなら、書いてある文章を写せばいい。という抜け道があるからです。
そこで求められる力が、言い換える力です。これを敷衍(ふえん)ともいいます。
例えば、説明文は基本的に最初と最後に大切なことが書いてあります。これを子どもたちは写して
子ども
先生、要約できました!
さて、これで読解力が上がるでしょうか?
上がりませんよね?
そこで大切なのは言い換えることです。言い換えようとすることで、自分の持っている言葉を必死に使おうとします。頑張って、文章を読み解こうとします。
さいごに
私が実際に行ってきた実践は、低学年の児童向けにブックトークをさせることです。そうすることで、要約と敷衍を必然的に行う場面を作っています。
多読を学校現場で求めるには限界があります。正直、多読は家庭環境によって大きく差がでてきます。そのため、学校でできることは要約と敷衍を子どもたちに経験させることだと思います。
ぜひ、要約と敷衍を意識して、授業づくりをしてみてはいかがでしょうか?
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